今回は音楽制作をして行く上で大切となってくるモニター環境についてまとめます。
モニター環境とは
プロとアマを分ける要素の一つにモニター環境があります。モニター環境とは大雑把に言ってしまえば制作した音の最も中間の響きを確認(モニター)するための環境作りです。制作におけるチェックの段階で必須となるプロセスです。
一般的に市販されている多くのスピーカーやヘッドフォンは音楽愛好家の耳の好みに合わせて低音強調や高音の響きが美しく鳴るといった特徴をそれぞれ備えています。そのため、音楽制作をする時にそのような観賞用のモニター・スピーカー環境を基準にすると完成させたときの音の響きやボリュームが偏ってしまう事があります。
どのような調性をするのか
音の周波数のピーク(頂点)とディップ(底)、山と谷が無くフラットに聴こえるように調整するためにモニター環境を作ることは必須です。ヘッドフォン、イヤフォン、スピーカー、パソコンなど、どれで聴いても統一した印象を作る必要があります。
スピーカーは「モニター用」として制作されている商品があるのでそちらを選びましょう。
部屋が狭く、スピーカーが置けない場合は「モニター用」のヘッドフォンを使いましょう。業界で有名なのがSONYのMDR-900STです。国内のレコーディングスタジオではどこに行ってもMDR-900STが置いてあるほどのスタンダードとなっています。私はAKGのK240 MKIIを使っています。
SONY モニターヘッドホン MDR-CD900ST
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AKG ヘッドホン K240 MK2
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