オーソドックスなバンドアレンジ(編曲)のための総合的アプローチ 基礎

今回は基本的なアンサンブルアレンジのための組立について考えていきます。

基本的なパターン

一つの楽曲にはそれぞれ、イントロやAメロ、Bメロ、サビなどのブロックごとのまとまりがあります。全ての土台となるリズム隊は一番下を支え、それぞれのブロックごとにある程度の幅を持ち繰り返すパターンを持ちます。こうしたパターンの組み合わせで一つのアレンジが形作られていきます。

曲の統一感を出すために全てのパターンが異なるパターンとなる事のほうが稀で、それぞれのブロックにふさわしいパターンを検討するべきものの、結果として似たような同じようなパターンが登場することが多いです。

パターンの違いを取り入れるとは

パターンをどう変えるのかについては以下を参考にしてください。
・リズム隊のパターンを少し変える
・リズム隊は同じだけれど上部の伴奏、コードバッキングが大きく変わる
・全パートが少しずつ変わる
・全てのパートがビートなど含めてガラッと変わる。

様々な違いを出すことが出来ます。

サビを盛り上げるためには
・音を増やす
・動きを入れる
要素を取り入れます。

具体的には
・アクセントの位置
・ベースの音の量
・ギターのストロークの繰り返しの単位
・シンコペーション
などにわずかな違いを持たせることでかすかな変化を出すことが出来ます。

違いを目立たせると子供っぽい曲調となる

パターンの違いを際立たせれば際立たせるほど、分かりやすく親切で大げさに聞こえて子供っぽい曲調になります。全く違えば違うブロックの組み合わせであるほどコミカルになります。例えばメジャーとマイナーを交互に切り替えたりリズムも変わったりしたブロックを連続で繰り返すとパロディみたいな印象になります。

思い切ってパターンを変えるには

・クールでおとなしめな抑圧されたリズム→音が連打されるような情熱的なリズム
・ギターの奏法が細かい刻みのカッティング奏法→長いトーンのストローク
・キーボードがストローク→アルペジオ
やはり前後と比較して大きく異なるパターンを持つブロックを置くのは頻繁には使えません。こうした手法は一極の中で1つだけに留めましょう。

エイトビートが16ビートに切り替わるような劇的な変化はごく稀につかうべきでアレンジする度に毎回毎曲使える方法ではありません。

複数のパートで一曲全体を通してずっと同じ事しかしていないパターンもごくごく当たり前のようにあります。結局はコードストロークの違いや演奏方法によるバッキングパターンの違いなどで変化を出すことが大きいです。特に音の厚みを増すために同じ楽器の二台目として扱われるときこうした変化をもたらす役目を担うことになります。

ブロックの切り替わりをどう示すか

あるブロックから別のブロックへの移動を示す場合、リズム隊は大がかりなアプローチフレーズを使い、ドラムスはフィルイン(オカズ)を挟むなどで次のブロックの最初の1拍目を強調します。

各パートのやれることの組み合わせにより様々なバリエーションがあります。盛り上げるためには、盛り上がるブロックへとなだれ込む時にパートごとに音数をだんだん増やして高くしていく手法がよく用いられます。

頻繁には使えないものの、ブレイクといって音を鳴らさない手法もあります。ただのブロックの代わりを示したい場合は、あえて全く何もしないことがかえって効果をあげる事があります。

最初は斬新さを狙わず、これまでのリズム隊やベース、ギターなどのコードバッキングの知識を総動員して、一曲丸々バンドアレンジを何曲も、何曲も作りあげる事が経験値をつむ上で重要になります。作曲を楽しんでいきましょう!