【楽器法】ヴァイオリン(備忘録的メモ)

今回はヴァイオリンの楽器法についてまとめます。学習者のメモなので適宜ご参考までに。

ヴァイオリンについて

ヴァイオリン(violin)は弦楽器で、かつては兄弟楽器がたくさん存在しました。しかし、その多くの兄弟楽器は時代の流れと共に淘汰されて博物館行きになったそうです。ヴァイオリンの奏法をいかに打ち込みで再現するかは、弦楽器の資料を用意し、ヴァイオリンの経験があるかどうかが影響します。音楽用語は原則イタリア語を使います。音楽が出来たのがイタリアだからという理由だそうです。一つの用語に対していろんな言い方があります。

ヴァイオリンの奏法

ヴァイオリンの奏法についてまとめます。

ノンレガート
ピアノと同様です。ノンレガートは跳ねることなく、音と音の間に一瞬の無音を作って音を切ります。

デタシェ
スラーがついていない状態で「あげ」、「さげ」を繰り返す奏法です。弓をひっくり返しています。打ち込みではゲートタイムを微妙に切っていくことで再現できます。

スラー
弓を同じ方向に動かして、左手の指使いだけで弾くことです。

スルラタシェ
楽器の4番、左手の押さえる黒い方向に近づいていくと、音が柔らかくなる。

スルポンチチェロ
弓で弦を擦る際、極端に駒寄りを擦って弾くものです。詳しくはこちらを参考にしてください。

プンタデアルコ
先っちょで弾くことです。力が入らないので、ピアノとか、ピアニッシモっぽくなります。

アルタローネ
指の根元で弾くことです。指の根元で弾くため、体重を乗せるので力強い音が出やすいです。

スタッカート
弓をはねないで弾きます。

スピッカート
指がはねます
参考→http://www.vlesn.com/howto_bow_spiccato.html

バルトーク・ピチカート
バチン!という音がします。ベースで言うスラップベースです。

左手のピチカート
プラスのマークで示します。

セッコ
乾いたという意味です。余韻が伸びないように演奏します。

ダブルストップ、トリプルストップ
複数の音を同時に鳴らす手法です。指版を見ながら、絶対に押さえられない、物理的に不可能な音は避けましょう。不可能ではないにせよ、実際に演奏しにくい音は極力避けます。

開放弦
指で押さえていない状態で音を弾くことです。開放弦とは、指で押さえていない状態そのものを示します。開放弦が可能な時は、開放弦にします。(ソとレが開放弦?)

ポルタメント
シンセサイザーの音色にもあり、音と音をうぁーん、と鳴らしながら滑らせていく奏法のことです。

トレモロ
音をウニャウニャと鳴らすことです。
例→ラドラドラドと動かすこと。
 →ラレラレラレと動かすこと。
弓を小刻みに動かします。

フィンガートレモロ

ボードトレモロ

フラジオレット
ギターで言うところのハーモニクスであり、倍音を出す奏法のことです。透明感のある音が出ます。
参考→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88

コルレーニョ
ヴァイオリンの弓が痛むので嫌がられる奏法です。痛み止めとしてコルレーニョガードという製品も存在します。

コンソルディーノ
優しい感じになる奏法です。弱音器をつけて、の意です。ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」に使われています。

ヴァイオリンのハーモニクス奏法(上部吹奏)

ヴァイオリンのハーモニクス奏法は効果音的に使われます。キラキラキラっていう感じの音が出せます。複数の音を使って、最初から連続でたくさん音を出している感じが出せます。たこ糸でも同じような聴覚的印象を作ることが出来ます。

参考・出典

ヴァイオリン(Wikipedia)