ジャズっぽくするためのポイント

今回はジャズらしい楽曲づくりをするための要点をまとめました。ジャズっぽい作曲をするためには以下のポイントを押さえましょう。

1,跳ねたリズムとシンコペーション

シンコペーションをしっかり決めていきます。

シンコペーションとはリズムがフライングして前の小節にリズムがはみ出てスタートしたものです。これを入れる事で一気にジャズらしいノリやリズム、スピード感が出てきます。表拍で鳴らすと効果が薄いため、裏拍で鳴らすことを意識し、四分音符よりも八分音符のシンコペーションが有効です

3連符を基本としたチキチキしたリズムを使いましょう。このとき、3連符をキッチリ守るのではなく、ズラすと独特のノリが出せます。DAWソフトではリズムを揃えるためのクオンタイズ設定にスウィングがあるので、スウィングの%指定で跳ね具合を調整できます。

2,テンションを使う

コードスケールの知識を活かして、たくさんのテンションコードを使いましょう。わざと濁った音を出したり、テンションを解決する動きを取り入れて独特の世界観を作っていきましょう。

スケールに沿った音を使い、特にナチュラルテンション(9,11,13)はコード内に自由に加えることも可能です。わざわざテンション表記をしないことも多いです。オルタードテンション(b9,#9,#11,b13)を使う時はしっかりとテンション表記しましょう。

3,崩したメロディ

歌ものの場合はメロディとコード構成音を合わせる必要がありますが、インスト系の曲は必ずしも合わせる必要はありません。スケール内で自由にメロディを作っていきます。

テンションリゾルブを多用すると雰囲気が出ます。ノンコードトーンから基本のコードトーンに解決する動きです。

細かく音を動かしたり、スケールの特性音を使う事で雰囲気や印象づけが可能です。

アボイドノートは伸ばさずに短い時間で経過的に使いましょう。

いろんなジャズを聴き、耳で慣れるのが一番の近道です。特に跳ねるリズムを意識することが重要です。