オスティナート(ostinato)とは「頑固な」「執拗な」という意味を持ち、音程度数を変えずに繰り返し同じ音型やコード進行を反復し続けることをいいます。
似たようなものとして、ペダル音があります。ペダル音との違いは、和音にも適用されることです。同じ形の同じ和音の連続を連続して繰り返すことが出来ます。
オスティナートは元々はクラシックでの作曲技法ですが、民族音楽にも同様の手法が見られます。現在ではポピュラー音楽でも使われています。主に低音楽器で使われますがメロディや内声でオスティナートが使われることもあります。
オスティナートは音程もリズムも変化させないのがポイントです。音型はそのままだとしても、音程をずらすとオスティナートになりません。全く同一の音程リズム度数で同じ音型を繰り返すのがオスティナートです。適切に用いられたオスティナートは作曲上素晴らしい効果を上げます。
参考・出典
・「作曲基礎理論 〜専門学校のカリキュラムに基づいて〜」 井原恒平 (Amazon)