ペンタトニックスケールは5音で構成されたスケールのことです。現代の西洋音階よりも古い時代に既に存在しており、いくつかの地域で共通となっている原始的なスケールです。
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メジャーペンタトニックスケール ヨナ抜き音階とは
ペンタトニックスケールとはメジャースケールの第4音と第7音が無くなったものです。メジャーキーの場合はメジャーペンタトニックスケールと呼び、日本では4・7(ヨナ)抜き音階として知られています。演歌の基本音階であり、中国音楽の基本音階であり、スコットランド民謡の基本音階でもあります。メジャースケールで言う半音続きを形成する4と7の音が消えることで半音続きが無くなっているのが特徴です。
マイナーペンタトニックスケール
メジャーキーと同様に、マイナーキーでもマイナースケールの2と6を抜いたスケールをマイナーペンタトニックスケールと言います。ペンタトニックスケールはマイナーであれ、メジャーであれスケールから半音の動きを無くしているため、曲の中でしっかりとペンタトニックスケールである事が提示されていればメロディに跳躍があっても順次進行のように聞こえます。
ペンタトニックスケールはオルタードドミナントセブンスコードと相性が良い
複雑なコードを持つオルタードテンションがついたドミナントセブンスコード(V7)ではメロディにペンタトニックスケールを当てはめることが行われます。
ペンタトニックスケールは歌い方が重視される
ペンタトニックスケールは歌手の歌い方によってジャンルが規定される所があり、演歌として歌いたいのならコブシをきかせ、R&Bのようにしたければペンタトニックスケールで揺らぎを持たせる(ブルーノートの部分が下がっているか下がっていないかのような曖昧な下げ方)ような歌い方をします。