リズム隊とコードの組み合わせ

リズム隊の上にコードパートを合わせることで簡易なアレンジなら作り出すことが可能です。今回はリズム隊とそれ以上の音域を担当するコードパートの組み合わせについて見ていきます。

リズム隊の上に来るコードパート

リズム隊はリズムを決定しますが、その上に来るコードパートは和音の形態を形作る重要なパートです。高音域と中音域に分けられ、とくに中音域のコードパートがリズム隊と関わりがある部分です。リズム隊自体は低音域を担当します。

なお明確に高音域、中音域、低音域を区別することは出来ず、それぞれの楽器の組み合わせ具合によって異なります。リズム隊との兼ね合いでは、マスタリングの過程で中音域を担当するパートの中に含まれる低音域の音をカットするなどして調整します(リズム隊の音を邪魔しないように調整する)。

リズム隊のアクセントとコードパート〜高音域のアクセント

土台となるリズム隊とそこから上の音域のコードパートのアクセントを合わせることが出来れば何も問題ありません。しかし、アクセントや音のリズムはズラすことで曲に面白さが生まれます。基本的にリズム隊のアクセントが土台となり、中音域、高音域に向かうほどシンコペーションや多様な動きをする事が可能となります。土台が強拍をしっかり押さえていれば高音域ほどシンコペーションなど冒険することが出来ます。土台となるリズム隊が意図的にシンコペーションをしている箇所では、中音域以上の音は全て土台のシンコペーションに合わせます。

土台のリズム隊がシンコペーションしている時は、その上は小節の持つジャストのタイミングで音を鳴らさないことがとても重要です。もし土台のシンコペーションに合わせて音を出したくないのであれば休符にしましょう。

テレビ番組に例えるとリズム隊が司会者で、中音域のコードパートはゲストと考えることができます。土台となる司会者はしっかりしていなければならず、ゲストはおちゃらけたり、動いたりして観客を楽しませます。高音域ほど特別なゲストできらびやかに動きを見せていきます。一番避けるべきパターンは司会者がおちゃらけているのにゲストたちがシーンとしていること。土台のリズム隊が動いたら中音域以上のコードパートもしっかりアクセントを合わせていきましょう。

細かい連打のアクセントはどこ?

リズム隊が土台のアクセントを支配するので、中音域や高音域のシンプルな細かい連打の場合、アクセントはリズム隊のものと同一と考えます。クリシェなどの音の連打で綺麗なハーモニーを作り出す時、どこがアクセントなのかを知りたい場合は土台となるリズム隊のアクセントに注意して耳をすませてみましょう。

リズム隊とそれ以上のコードパート、高音域パートは人間ピラミッドの関係にも例えられます。下(リズム隊)が動くと上も動きます。土台はあまり動かないで基本的なリズム、楽曲の軸となるアクセントを曲全体に提供します。