ドミナントセブンスコードのテンションボイシング

テンションボイシング概要 テンションを取り入れたボイシングについて

ドミナントセブンスコードは最も重要なコードです。今回はそのドミナントセブンスコードのテンションボイシングについて見ていきます。

ドミナントセブンスコードのテンションボイシング

ドミナントセブンスコード(V7)についてはミクソリディアンとその派生スケールを当てはめて考えます。

使用できるテンション音はオルタード系を除くと11thを除く9th,#9th,♭9th,#11th,13th,♭13thで、ほとんどすべてのテンションを使うことが出来ます。ドミナントは転調のきっかけとなったりするので、最もボイシングの可能性が多彩なコードと言えます。

・9thのボイシング V7(9)
9thは根音にとって代わることができます。また、sus4化してG7sus4(9)とすると、上で鳴っているコードはDm7と全く同じになります。

・13thのボイシング V7(13)
13thは第5音に取って代わることができます。また、レンジの広いオープンボイシングでは第5音と13thを両方使うこともできます。

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参考・出典

・「作曲基礎理論 〜専門学校のカリキュラムに基づいて〜」 井原恒平 (Amazon)